
片山 拳心(KATAYAMA KENSHIN)
三重県松阪市で、こども運動教室to JOY(トゥージョイ)の代表を務めています。
キッズスイミングスクールやフィットネスジムでの指導経験に加え、消防士として多くの現場にも携わってきました。
現在は、消防を退職後に、科学的根拠に基づく安全で楽しい運動教室を開業。
保有資格
- 運動遊び実践サブリーダー(NPO運動保育士会)
- 子育て脳機能アドバイザー/ディレクター
- 幼児運動遊び実践アシスタント
- キッズコーディネーショントレーナー(KCT)
子どもの運動神経に悩む親は多いです。
「 もしかしたら、私に似て運動神経が悪い?」
子どもの運動神経に悩むご両親の皆様、朗報です。
運動神経は伸ばせます。 遺伝だけではありません。
今回は子どもの運動神経は伸ばす方法についてお伝えします。
著者の片山が代表を務める運動教室情報
「うちの子、運動が苦手かも…」
そんな保護者の声に応えるのが、
三重県松阪市の『こども運動教室 to JOY(トゥージョイ)』です。

to JOYでは、従来の体操教室やスポーツ少年団ではなく、
こども運動教室to JOYではこどもに合った活用方法が見つかる!
- 苦手な運動が 人目を気にせずに克服できる「パーソナルレッスン」
- きょうだいや友達と一緒に受けられる「グループレッスン」
- 雨・酷暑・ 花粉が 厳しい時期でも自由に遊べる「室内公園」

👉 詳しくはto JOY公式ページ、公式インスタグラム、
申し込みやご質問は公式ラインでお待ちしております。
子どもの運動神経は伸ばせる?その理由とは
「うちの子は運動が苦手かも…」と感じたとき、
「運動神経は生まれつきのものだから仕方ない」と思っていませんか?
実は、子どもの運動神経は後から伸ばすことができるんです。
ここでは、その理由を2つの視点から解説します。
成長とともに変化する「運動神経」
子どもの運動神経は、生まれ持ったものだけで決まるわけではありません。
特に幼児期は、神経系が著しく発達する「プレゴールデンエイジ」と呼ばれる大切な時期です。
この時期にさまざまな動きを経験することで、脳と身体の連携がスムーズになり、
「動き方の土台」が育ちます。
たとえばジャンプ・スキップ・くるくる回るといった遊びの中にも、
バランス感覚やタイミングを取る力が自然と含まれています。
こうした経験を積み重ねることで、
子どもは自信を持って身体を動かせるようになります。



遺伝だけでは決まらない理由
「うちの子は運動が苦手なのは、親に似たから…」
そんなふうに思ってしまう保護者の方も多いかもしれません。
たしかに遺伝的な要素もゼロではありませんが、
子どもの運動神経は環境や経験によって大きく変わることがわかっています。
たとえば、同じ遺伝子を持つ双子でも、
日々の遊び方や運動量の違いによって、運動能力に差が生まれるという研究結果もあります。
つまり、
「どう育てるか」「どんな体験をさせるか」が運動神経を左右する
のです。
親の体力や運動経験に関係なく、今からでもサポートは可能です。
科学的根拠:論文が示す運動能力の発達可能性
「本当に運動神経って伸びるの?」
そう疑問に思う保護者の方も少なくありません。
でも実は、科学的にも“運動神経は育つ”ことが証明されているんです。
ここでは、海外の研究で実証された「目標志向型トレーニング」の成果をもとに、
子どもの運動神経がどのように伸びるのかを紹介します。
研究対象は、4.5〜6歳の子どもたち。
12週間にわたって「遊びの中にゴールを設定したプログラム」に取り組みました。
結果は明らかで、ジャンプ、バランス、走るといった基本的な運動技能が大きく向上したのです。
つまり、
運動は楽しく、かつ意味のある形で取り組めば必ず伸びる
ということが証明されたのです。
目標志向型トレーニングの効果(引用:PMC8625902)
2021年に発表された論文(PMC8625902)では、
「目標志向型トレーニング」が子どもの運動技能に与える影響が詳しく調査されました。
この研究では、4.5〜6歳の子どもたちが対象となり、
12週間にわたって“ゴールのある遊び”に取り組みました。
たとえば、「的に向かってボールを投げる」「決められた順にジャンプする」といった、
明確な目標を持った活動です。
その結果、バランス能力、敏捷性、ジャンプ力などの基本的な運動能力が、
実験前よりも明らかに向上したことが報告されています。
つまり、
子どもは目標を意識して体を動かすことで、運動神経を効率よく育てられる
ということが、
科学的に裏付けられているのです。
研究からわかる成功の条件
この研究から見えてきたのは、
単に体を動かすだけではなく「どう動かすか」がとても重要だということです。
運動神経を伸ばすには、次の3つの条件がポイントになると報告されています。
まず1つ目は、目的がはっきりした運動であること。
「何のために動くのか」が明確だと、子どもは集中して取り組むことができます。
2つ目は、成功体験を積めること。
うまくできたときに「できた!」という気持ちが育つと、運動への自信や意欲につながります。
3つ目は、楽しく継続できる内容であること。
子どもは楽しいと感じたものを繰り返し行うため、自然と動きが洗練されていきます。



ようになるのです
。
家庭でできる!運動神経を伸ばす3つの習慣
子どもの運動神経を伸ばすには、専門的なトレーニングが必要だと思っていませんか?
実は、家庭でも簡単にできる工夫だけで、運動能力をしっかりサポートできます。
特に3歳〜8歳ごろは、神経系が急速に発達する時期。
このタイミングで「体をどう使うか」を経験させておくことで、
スポーツに必要な動きの基礎が自然と身につきます。
ここでは、
家庭で楽しく取り組める3つの習慣
をご紹介します。
親子で遊びながら無理なく続けられる内容なので、ぜひ日常に取り入れてみてください。
バランス感覚を鍛える遊び
バランス感覚は、あらゆる運動の土台になる重要な要素です。
走る・跳ぶ・止まるといった基本動作は、すべて「体を支える力」があってこそスムーズに行えます。
家庭でバランス感覚を鍛えるには、シンプルな遊びが効果的です。
たとえば「片足立ち競争」や「まっすぐ歩くゲーム」など、
場所を選ばずにできる遊びは、楽しみながら姿勢を安定させる力を育ててくれます。
また、クッションの上でジャンプしたり、ソファの背もたれを平均台代わりに歩いたりといった、
日常の中のちょっとしたチャレンジもおすすめです。
大切なのは「ぐらぐらしながらも立ち直る力」を体で覚えること。



子どもの体はバランスを取る方法を自然に学んでいきます。
リズム運動でタイミングをつかむ
リズム感は、運動神経を構成する重要な能力のひとつです。
タイミング良く体を動かすことができれば、走る・跳ぶ・投げるといった動作もぐっとスムーズになります。
このリズム感を育てるには、音楽を使った遊びや簡単な体操がおすすめです。
たとえば、音楽に合わせて手を叩いたり、左右にステップを踏んだりするだけでも、
子どもは「いつ動くか」を感じながら体を使うことを学びます。
また、親が声を出して「1・2・3!」とカウントする中でスキップしたりジャンプしたりするだけでも、
テンポと動作の一致が自然と身についていきます。
音に反応して体を動かす力は、スポーツやダンスなど、あらゆる分野で役立つ基礎力です。
楽しく体を動かしながら、タイミング感覚を養いましょう。
親子で「成功体験」を共有する
運動が好きになるきっかけは、「できた!」という小さな成功体験です。
子どもが体を動かして達成感を味わうことで、自信と意欲が育ちます。
その成功体験をより効果的にするのが、親の声かけと共感です。
たとえば、鉄棒にぶら下がれたときや、ジャンプで少し遠くに跳べたとき、
「すごいね!」「昨日よりも上手になってるよ」と言葉で認めてあげるだけで、
子どもは嬉しくなり、さらに頑張ろうという気持ちになります。
また、一緒に体を動かしながら「今のかっこよかったね」と共感することで、
親子の信頼関係も深まり、安心して挑戦を重ねられるようになります。
親子で共有する成功体験は、運動神経の成長だけでなく、心の成長にもつながります。



運動の習い事の選び方で差がつく理由
運動神経を伸ばすには、家庭での働きかけだけでなく、
子どもに合った「運動の習い事」を選ぶこともとても大切です。
習い事によって身につく力や指導スタイルはさまざま。
たとえば勝敗を重視する団体競技と、基本的な動作を繰り返す体操教室とでは、
経験できる動きや子どもの感じ方も大きく異なります。
そして最近では、
運動が苦手な子でも安心して通える教室
も増えてきました。
運動神経のベースを整えることに特化した教室は、「苦手を克服したい」という目的にピッタリです。
ここでは、代表的な3種類の運動系習い事を取り上げて、それぞれの特徴と違いをご紹介します。
スポーツ少年団の特徴とメリット・デメリット
スポーツ少年団は、地域に根ざした運動系の習い事として広く知られています。
サッカー・野球・バスケットボールなど、種目ごとに活動している団体が多く、
自治体や地域のクラブチームが主催しています。
最大のメリットは、費用が比較的安く、参加しやすいことです。
また、集団での活動を通じて協調性や社会性を身につけられる点も魅力といえるでしょう。
一方で、指導者が保護者や地域のボランティアであることが多く、
専門的な指導が受けられない場合があるのはデメリットです。
さらに、勝敗を重視する競技スタイルが主流のため、
「うまくできない子」にとってはプレッシャーを感じやすく、
運動が苦手な子には合わない可能性もあります。
選ぶ際は、団体の雰囲気や指導方針を事前に見学・確認しておくと安心です。
体操教室の特性と子どもへの効果
体操教室は、基礎的な身体の動かし方を学べる習い事として人気があります。
マット・鉄棒・跳び箱など、さまざまな器具を使った運動を通して、
バランス・柔軟性・筋力などをバランスよく育てられるのが特徴です。
運動が苦手な子にとっても、「できた!」を実感しやすいカリキュラムが整っており、
段階的な成功体験が得られる点が大きな魅力です。
また、個々の動きにフォーカスする指導が多いため、集団競技のようなプレッシャーが少なく、
自分のペースで運動に取り組める環境が整っています。
ただし、教室によっては将来的に競技志向に切り替わることもあるため、
習い事として選ぶ際は「楽しみたいのか」「上達を目指したいのか」という目的を明確にしておくとよいでしょう。
トゥージョイのような運動教室の魅力
最近注目されているのが、「運動が苦手な子ども」に特化した運動教室です。
私が三重県松阪市でオープンした『こども運動教室to JOY(トゥージョイ)』のように、
体操教室でもなく、スポーツを専門的に行うスポーツ少年団とも異なる、
新たなスタイルの運動教室も登場しています。
こうした教室の最大の特徴は、運動神経の土台づくりに焦点を当てていること。
バランス・リズム・コーディネーションなど、スポーツ全般に必要な要素を楽しみながら育てていきます。
また、子ども一人ひとりの「できた!」に寄り添う声かけや、発達段階に合わせた個別対応を重視し、
自己肯定感を高めながら運動を楽しめる環境づくりを徹底しています。
「運動が苦手」「集団活動が不安」「他の子と比べられたくない」といった悩みを抱える子どもにとって、
安心して参加できる選択肢として、今後ますます注目されるスタイルといえるでしょう。
3つの習い事を比較!どんな子に合う?
スポーツ少年団、体操教室、こども運動教室to JOY(トゥージョイ)のような運動教室。
それぞれに特徴があり、向いている子どものタイプも異なります。
スポーツ少年団は、競争心が強く、仲間と一緒に目標に向かって頑張るのが好きな子に向いています。
ただし、プレッシャーに弱いタイプや、マイペースな子には少し合わないこともあるかもしれません。
体操教室は、基礎体力をしっかりつけたい子や、運動に苦手意識はないけど競技志向ではない子におすすめ。
「できた!」の積み重ねを通じて、成功体験を得られる場として適しています。
そして、to JOYのような運動教室は、運動に自信がなかったり、集団活動が苦手な子にぴったり。
「まずは楽しく体を動かすことから始めたい」というご家庭には特に好相性です。
習い事は“続けられること”が最も大切な要素。
それぞれの教室の雰囲気や方針をしっかり比較して、お子さんに合った環境を選んであげましょう。
運動神経は育てられる!楽しく伸ばす家庭と習い事の選び方
運動神経は「才能」ではなく「育てるもの」。
特に幼児期は、その可能性を最大限に引き出せる貴重なタイミングです。
家庭での遊びや声かけ、そして子どもに合った習い事選びが重なれば、
運動が苦手だった子も、楽しく自信を持って体を動かせるようになります。
この記事で紹介したように、遊びの中に学びを取り入れること、
無理のない成功体験を積ませてあげることが、運動神経の土台を育てるカギとなります。
こども運動教室to JOY(トゥージョイ)は、そんな“はじめの一歩”を大切にする場所です。
スポーツ少年団や体操教室とは異なる、新しいカタチの運動教室として、
一人ひとりのペースと笑顔を何より大事にしています。
「運動が好きになってほしい」その想いを、今ここから一緒に始めてみませんか?
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