子どもの扁平足を徹底解説|成長の目安・家庭でのチェック・受診基準

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松阪市の子ども運動指導者・片山拳心

片山 拳心(KATAYAMA KENSHIN)

三重県松阪市のサンパーク1階で、こども運動教室to JOY(トゥージョイ)の代表を務めています。

キッズスイミングスクールやフィットネスジムでの指導経験に加え、消防士として多くの現場にも携わってきました。
現在は、消防を退職後に、科学的根拠に基づく安全で楽しい運動教室を開業。

保有資格

  • 運動遊び実践サブリーダー(NPO運動保育士会)
  • 子育て脳機能アドバイザー/ディレクター
  • 幼児運動遊び実践アシスタント
  • キッズコーディネーショントレーナー(KCT)

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目次

子どもの扁平足とは?成長過程とタイプの違い

子どもの足は、大人とは形や機能が異なります。特に3〜6歳頃までは、足のアーチ(いわゆる土踏まず)がまだ形成途中で、扁平足のように見えることも多いです。

ここでは、子どもの扁平足について、成長過程とタイプの違いを整理します。本章では、子どもの扁平足について詳しく解説していきます。

子どもの扁平足と土踏まずの発達時期

生まれたばかりの赤ちゃんには、土踏まずはありません。脂肪が足裏を覆っており、平らに見えます。一般的には6〜10歳頃までに徐々にアーチが発達します。

ただし、発達スピードには個人差があります。兄弟姉妹でも違うため、年齢だけで判断しないことが大切です。

片山 拳心

小学校低学年までは、扁平足が自然なことも多いですよ

柔らかい扁平足と硬い扁平足の見分け方

扁平足には大きく分けて「柔らかい扁平足」と「硬い扁平足」があります。

  • 柔らかい扁平足:つま先立ちや座って足をぶらぶらさせるとアーチが現れるタイプ。成長とともに改善することが多い。
  • 硬い扁平足:どんな姿勢でもアーチが見られず、関節の動きも硬いタイプ。治療が必要な場合もある。

扁平足に関するよくある誤解と不安

「扁平足だと運動が苦手になる」「すぐ治療が必要」というのは誤解です。実際、多くの子どもは成長とともに自然にアーチが形成されます。

ただし、痛みや歩き方の異常がある場合は注意が必要です。

子どもの扁平足を家庭でチェックする方法

病院に行く前に、自宅でも簡単に足の状態を確認できます。本章では、家庭でできる扁平足チェック方法を紹介します。

つま先立ちでわかるアーチの有無

子どもにまっすぐ立ってもらい、そのままつま先立ちしてもらいます。つま先立ちで土踏まずが浮き上がれば柔らかい扁平足の可能性が高いです。

片山 拳心

お風呂上がりや裸足のときに試すとわかりやすいですよ

座った姿勢と靴底の減り方チェック

座って足を浮かせ、自然にぶらぶらさせたときにアーチが出ているかを観察します。また、靴底の減り方も大切なサインです。

  • 内側ばかり減っている場合:足の内側に負担が集中している可能性
  • 左右で減り方が違う場合:歩き方や足の形に左右差がある可能性

写真・動画で成長を記録するコツ

定期的に足の裏や立ち姿を写真や動画で記録しておくと、成長変化がわかりやすくなります。

撮影時は同じ角度・同じ明るさで行うと比較しやすいです。

子どもの扁平足|受診が必要なサインと診察の流れ

扁平足があっても、すべてが受診対象ではありません。ただし、次のような症状があれば受診を検討しましょう。本章では、受診の目安と診察の流れを解説します。

痛み・足の硬さ・左右差がある場合は要注意

  • 歩く・走るときに足やふくらはぎに痛みが出る
  • 足首や足の動きが硬く、自由に動かせない
  • 左右の足で形や動きに差がある

これらは硬い扁平足や他の整形外科的な問題のサインかもしれません。受診時は、問診・触診・歩行チェック・必要に応じてレントゲン撮影が行われます。

片山 拳心

受診のときは、普段履いている靴も持参すると参考になります

子どもの扁平足を安心して見守るためのポイント

本記事では、子どもの扁平足について成長の目安、家庭でのチェック、受診の基準を紹介しました。

多くの場合、成長とともに自然に改善しますが、保護者が変化に気づくことが大切です。

  • 定期的に足の形や歩き方を観察する
  • 合わない靴や偏った履き方を避ける
  • 裸足での遊びや足裏を使う運動を取り入れる

無理に矯正せず、必要なときだけ医療機関を頼る姿勢が、子どもの健やかな足の成長を守ります。

片山 拳心

不安なときは、早めの相談が安心につながります

著者の片山が代表を務める運動教室情報

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三重県松阪市のサンパーク1階『こども運動教室 to JOY(トゥージョイ)』です。

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片山 拳心

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申し込みやご質問は公式ラインでお待ちしております。

\ 代表•かたやまの子育てお役立てコラム /

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この記事を書いた人

キッズスイミング・フィットネスインストラクターとして多くの指導経験を積みながらフィットネスクラブに勤めたが、人命救助の道に進むため消防士となる。様々な現場を経験。消防士として働きながらも子どもと関わりたいという気持ちを諦め切れず、完全オリジナルのこども運動教室「 to JOY 」をオープン。

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